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強い力を持つ神は公の場で知られているのもでは七体いる


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アラワシ

 嘘偽りを嫌う神で嘘や偽りを暴き白日の下に晒すことを好む。

 アラワシの加護を受けると知覚が非常に鋭くなり、かなり遠くにいる人間や生物の気配を読み取れるようになる。鋭い知覚によって嘘や隠し事も完全に見抜けるようになる。

 そして嘘をついたものを指さし「嘘つき見つけた」と呟くことで相手の影を縛り動きを封じることもできるようになる。

 ただこの効果は相手の嘘を実際に聞いたことがなければ発動しない。相手が「自分は過去に嘘をついたことがある」と言ってもその言葉自体が嘘でないなら影を縛ることはできない。

 相手が視界にいない場合も発動しない。

 影を縛られた者は、縛ったものが死亡しない限り解放されないため縛られたら十中八九死あるのみである。

 アラワシの信者はアラワシ同様嘘偽りを嫌い暴くことを好むためアラワシの領域の外では迫害されたり殺されたりすることがほとんどである。

 アラワシの加護を受けなくてもアラワシの領域で生活することはできるがそういうものはほとんどいない。

 ウツリ

 常に変化を求める神。同じ場所に留まり続ける者、変化を望まないものをとても嫌う。

 一定の場所にとどまるということをせず各地を転々とする。信者もウツリとともに土地から土地へ旅をしながら生きていくことになる。

 ウツリの加護を受けたものは病気になることがほとんどなくなり毒にもかなり高い耐性を持つようになる。汚染された水などを飲んでもたいてい影響が出ない。

 体も長時間の移動に耐えられるようやや常人離れした持久力と筋力を備えた体へ変化するうえ二日三日飲まず食わずでも全く問題が生じないようになる。

 常人にとってはとてもつらい生活になるがウツリは信者でなくても共に過ごす者たちを守ってくれるため加護を得ずについていくものも多い。

 ウツリの加護を得たものが九日以上同じ場に留まった場合、ウツリの加護の力はその信者の命を奪う。

 ウツリはその性質上一所に留まる他の神と衝突を起こすことがあり行った先の土地でウツリ自らが争いを起こすということがしばしばあるが、同じ場所に長期間留まることができないので争いは長引かない。

 

 トコヨ

 ウツリと真逆の性質を持つ神。大きな変化を嫌い、同じ場所に留まり続ける者、変化を望まないものをとても好む。

 すべての神の中で一番信者の数が多い。

 トコヨの加護を得た人間は物を修復する能力を与えられ、たとえそれがどんなに激しく壊れていても一時間ほどで元の形に戻してしまう。

 対象が生物でも死んでさえいなければこれも一時間程度で元に戻すことができる。

 トコヨはアラワシとは違い人間の内面まで見抜くことができないため自分の領域にいる者たちの内面がどうなっているのかを計ることができない。

 トコヨの領域はトコヨの配下の神々に常に守られているため、外敵が来ても住民が戦うということはほとんどない。

 トコヨの領域で生活するには必ずトコヨの加護を受けねばならないが、トコヨが直接見て確認しないと加護を受けているかどうかの判別ができないため秘密裏に侵入し加護を受けずにトコヨの領域で隠れ住んでいるものもいるようだ。

 トコヨの領域に入ったものが領域の外に出ようとするとトコヨの配下の神々に命を奪われる。

 変化を望まない者たちにとってはこれほど快適な場所はないともいえる。

 

 ムク

 争いや破壊を嫌い平穏を好む。

 ムクの加護を受けた者たちは闘争心や攻撃性を失い争いや破壊を好まず穏やかな心持で生活するようになる。

 信者たちはムク自身が作り出したムクの絶壁と呼ばれるドーム状の壁に守られた領域で生活することになり、ドームの入り口は常にムク自身が監視していて、ドームに入る場合ムクの加護を受けなければならない。

 ムクの領域の中では皆心穏やかに生活しているが闘争心や攻撃性を失っているせいか危険に対する感受性が著しく鈍り、病気や痛み、空腹などにとても鈍感になり疫病や飢えが蔓延しているようだが、それでも信者は心穏やかに過ごしている。

 心穏やかに過ごせるいう点においてそれを求める者たちにとってはムクの領域は楽園ともいえるがムク自身は人間にとって一番恐ろしい神であるともいえる。

 

 マガツ

 破壊を好む神。

 強く念じればどこにでも現れるが、一度呼び出すと呼び出したものがマガツの加護を得るか、あるいは死ぬかしないと別の者が呼び出すことができない。

 通常、神は他の神の加護を得たものに対して加護を与えることはないが、マガツは後述するケダモノという神の加護を受けた者以外であれば誰にでも加護を与える。

 ただ、マガツに気にいられなかった場合、マガツは呼び出した者の命をただただ奪う。

 マガツの加護を得たものは破壊や殺戮を好むようになり、そして超人的な身体能力と眠らない且つ痛みを感じない体を手に入れる。

 世に絶望したものが呼び出すことが多い。

 マガツの信者は体が壊れるまで暴れ続け心を病み破滅していくので大半の場合すぐに死んでしまう。

 マガツを討つ目的で呼び出すものも多いがマガツ自身も絶大な力を持つ神なのでマガツを討ったものは今のところいない。

 ワザワイ

 争いを好む神。

 近くに誰もいない場所で念じればどこにでも現れるがアラワシの信者が呼び出しても現れない。

 ワザワイもケダモノの加護を受けた者以外であれば誰にでも加護を与える。

 マガツと性質は似ているが信者に対して人間を超える能力を与えるなどはせずただただ助言のみを与える。

 ワザワイは信者の質問に対し本来当人しか知りえないような情報でも人間や神に関する情報であれば何でも答えてくれるのでつい呼び出してしまう者が多いが、ワザワイと繰り返し話をしているとしだいに疑心暗鬼になりワザワイの言葉しか信じなくなってくる。

 そしてワザワイの信者はワザワイの言葉に従いどこかの領域に潜り込みほかの神の信者との争いのきっかけを作ったり、同じ信者同士で争いを生じさせ内部分裂させたりという行動をとるようになる。

 通常神は他の神の加護を受けているものが居れば加護を受けていることを見抜けるのだが、ワザワイの加護だけは見抜けないためワザワイの信者の中には二重で加護を得ている者もいる。

 ワザワイが真実を語るとは限らない。

 ケダモノ

 人間社会の中で孤立していた者、どこの組織にもうまく馴染めなかった者、そういった者を好み加護を与える神。

 ケダモノ自体も神の世界で孤立し世の均衡を乱すものとして他のほとんどの神から忌み嫌われている。

 ケダモノは十本の刀を持っており、加護を与える際に一本の刀を渡す。

 刀には莫大な力が封じ込められておりケダモノの加護を受けているものが近くにいない状態で鞘から抜ぬかれると力が噴出し激しい爆発を起こす。爆発はすさまじく、半径五十メートル程の範囲が一瞬で消し飛び、半径百メートルほどの範囲のものも爆風で吹き飛ばされる。

 刀にはケダモノの配下の神が宿っており戦いになれば共に戦ってくれるうえ、体に刀が触れている限り超人的な身体能力を持ち主に与えるためマガツの信者とも五分で戦える。さらに近くにある他の刀の気配を感じ取ることができるようになる。

 ただケダモノの信者は逃げることが許されず戦いや物事から逃げ出したとたん加護が消える。

 加護が消えてもケダモノの影響が残るため他の神は加護を与えてくれない。

 もちろんケダモノ自身も再び加護を与えることはない。

 加護を得ていない状態で刀を持っていても何の力も得られないが、持ち主が刀から遠く離れると刀を放棄したとみなされ刀に宿った神によって命を奪われるので抜けない刀を持って生きていかなくてはならない。

 刀に宿った神を討てば命を奪われることはないが生身の人間にはとても無理である。

 刀が放棄された場合刀は消滅しケダモノのところへ返る。

 爆発した場合も同様にケダモノもとへ返る

 他の神の信者にとって冷静な状態で強大な力を発揮するケダモノの信者は脅威であり近づくものはまずいない。さらにケダモノの信者は常に帯刀しているのでケダモノの信者であることがすぐに知れてしまいどこに行っても落ち着いてはいられない。

 ケダモノは信者に力だけ与えて守ることも助言を与えることもないので力を得た信者は自ら考えて動かなくてはならない。

 ケダモノを訪れても刀がなかった場合ケダモノは訪れた者の命を奪う。

 もちろんケダモノに気に入られなかった場合も同様である。

 


 物語は二十代半ばの一人の女性がケダモノの元を訪れたところから始まる。

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