カダは強大な火と水の魔法を操る大魔法使いでガルタガ界内では「賢者カダ」とも呼ばれガルタガ界内の国家間で問題が起ればどの国も助言を求め彼のところへ訪れた。
彼の存在のおかげでガルタガは長い間平和が保たれていた。
ガルタガ界は世界のおよそ半分の面積を極寒のガルタガ山脈に占められてはいるが、その他の土地は魔力嵐もほとんど起きていない水と緑にあふれた豊かな土地で古くからミログ族と呼ばれる住魔達が生活している。
ミログ族は液体に近い体を持った住魔で普段は装殻と呼ばれる皮膚や衣服のようなものをまとっているため外見は様々で、過去に外界の異種族たちから度重なる侵略を受けてきという歴史があるため現在もガルタガ界のおおよそ半数の国が異種族に対して良い印象を持っていない。
そのため親異種族の国と反異種族の国とで揉め事が起こることが頻繁にあったがカダはその知恵と助言によって揉め事を丸く収め、時には外界から来る略奪者たちをその絶大な魔法の力で退けガルタガ界の平和を保つため身を粉にして動き続けていた。
しかしある時カダは姿をくらましその後ガルタガ山脈内の冷気が山以外の土地にも広がり始め、豊かだったガルタガは水も緑もすべて氷の中に閉ざされた極寒の世界へと姿を変えた。
しばらくして後カダは黒い兜のような装殻をまとった姿で現れ、ガルタガ界からの異種族の排除を掲げ反異種族の国々をまとめあげ始める。
そして親異種族の国々に対して異種族の外界追放を要求。拒否した国には問答無用で武力攻撃を開始、後に『炎獄氷界』と呼ばれる長い長い苛烈な戦争が始まる。
たがめの王雑感
鉛筆で描いたものとだいぶ雰囲気が変わってしまった。
腕がカエルの手みたいになっちゃった。
ちょっと違うんだよなぁ。
魔法使い独特の厳かな威圧感が欲しかったけれどなんだかうまくいかなかった。
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