忍者ブログ








自作したものを色々載せていく予定です
[255]  [254]  [253]  [252]  [251]  [250]  [249]  [248]  [247
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

Melt into Underground 設定

拍手


 古の時代人類は地中深くに根を張りめぐらし無機物を取り込み地上で結晶化させる木の開発に成功し木は世界中に何本も植えられ世界中に根を張り巡らしその木によってもたらされた資源により人類は大きく繁栄した。
 しかしある時その木の力が反転し木は地上の無機物を取り込み地中深くへ送り込むようになった。
 力が反転した木は地中の有機物を勢いよく取り込み著しい速度で成長し時には建物丸ごとビル丸ごと飲み込み地中深くへ送り続けた。
 危機に陥った人類は長い年月をかけ木を枯らす術を生み出すも気が枯れた時すでに地上の無機物のほとんどは深い地中に送り込まれていた。
 人類はまだ無機物が内部に残っている枯れた木の幹の周りに移り住み生活を始めたが資源を巡る争いを繰り返し年月が経つとともに人類は数を減らしていった。
 木が枯れてからおよそ300年後。
 人類は資源を巡る争いすら起きぬほど人口を減らしていたがとうとう枯れた木の幹に残された資源すら枯渇し始めた。
 このころ木は長い年月をかけ崩壊や腐敗を繰り返し木の根があった場所には巨大な空洞ができていた。
 人々は空洞の中に入れば資源がある事を知っていたが空洞内は毒ガスが蔓延する地域や岩の崩落、そして怪生物が出現する地域などもあり入ったら最後生きて戻ってこられるような環境ではなかった。
 そんな中限られた無機物を使い装備を作り空洞内に潜っていった男がいた。
 彼は最初の探索者カール・グリーンと呼ばれ装備も外さず黙々と何度も資源を持ち帰り英雄と呼ばれた。
 彼はある時洞窟に潜ったきり戻ってくることは無かったが彼が持ち帰った資源を使って新たな装備を作り追従するものが多く現れた。
 しかし探索を繰り返す中で探索者の一人の装備と皮膚が癒着し外せない状態に陥っていることが発覚する。
 これがきっかけで人類は洞窟内に後に融合の力と呼ばれる謎の力が働いていることを知る。
 融合の力は洞窟内に長くとどまると皮膚と装備を癒着させるだけでなくやがては筋肉、骨、脳、内臓も癒着させ最後は生命維持能力を失わせる。
 カール・グリーンは装備を外さなかったのではなく外せず、脳の癒着によって言葉を発せされないほど知能を失いながらもひたすら資源や洞窟内に残された過去の時代の技術を運んでいたのだった。
 以降も多くの探索者が洞窟内の危険や融合の力によって命を落とし、回収不能なほど周囲の物質と癒着したり回収困難な場所で死亡し洞窟の景色の一部となった彼らの死体を人々は敬意をもって偉骸(いがい)と呼ぶようになった。
 偉骸の中にはまれにそのまま洞窟内で動き続ける者もいた。
 その偉骸は亡殻(なきがら)と呼ばれた。
 物語の舞台はそれからおよそ200年後。
 人類は融合の力を一時的に相殺する技術を生み出しその技術は昔とは比べ物にならないほど長い時間の探索を可能にした。
PR
back
COMMENT
name
title
text
color   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
mail
URL
pass
secret
PREV ←  HOME  → NEXT

プロフィール

HN:
南条雪定
HP:
性別:たがめの王である
非公開
自己紹介:
リンクフリー
連絡先
crossssorcnation@yahoo.co.jp

PR

たがめ商店販売物





このページへチップを贈る
ブログ内検索
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
Copyright (C) 2024
水底の創作館

All Rights Reserved.

忍者ブログ
[PR]